『The SUN』は「イングランド・プレミアリーグのアーセナルは、ロリアンに所属しているポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロの獲得に近づいている」と報じた。
記事によれば、彼に対してはリヴァプールも関心を寄せているとのことであるが、アーセナルがそのレースをリードしているようだ。
ラファエル・アデリーノ・ジョゼ・ゲレイロは1993年生まれの22歳。クレールフォンテーヌ・アカデミーの出身で、その後エンゴロ・カンテを輩出したことでも知られるカーンでプロデビューを果たした選手だ。
フランス生まれであるが父親の出身地であるポルトガルを選んでおり、2014年にはフル代表にも招集されている。
ただ、ポルトガル語はそれほど得意ではないらしく、コミュニュケーションという点ですこし苦しんだ時期もあったようだ。
170cmとそれほど大柄ではないが、高い機動力と豊かな運動量で知られ、左サイドバックから後にウイングにコンバートされた。カーン時代はデビューシーズンで絶対的なサイドバックに定着し、攻守両面で際立った活躍を見せて注目された。
2013年に加入したロリアンでは攻撃面での貢献が特に注目されており、中盤起用が多くなったこともあって2014-15シーズンには実に7点を決める活躍も。
アーセナルは以前からロリアンと関係が深く、ローラン・コシェルニを獲得したほか、ジレ・スヌやフランシス・コクランを貸し出して修行させている。
ゲレイロの契約は2017年夏までとなっており、アーセナルは今夏600万ポンド(およそ9.1億円)という価格で彼の獲得に近づいているようだ。