2014年11月、当時チェルシーの指揮官だったジョゼ・モウリーニョは言った。

ジョゼ・モウリーニョ

「自伝を書くつもりはない」

ルイス・スアレスが自伝を発表し、その中でリヴァプール時代に対戦したチェルシーの戦術を批判したことが始まりだった。

ルイス・スアレス
(バルセロナFW)


「全ての監督が、各々にあった方法を行っているので私は気にしていないです。

好きでなかった唯一のことは、チェルシーが最初から時間稼ぎをしてきたことでした。

私は自分自身に問いかけました”何故、彼らは最初の1分からこれをやっているんだい?”」

この試合でリヴァプールは0-2でチェルシーに敗戦、プレミアリーグ優勝の目はなくなってしまった。当時、守備的な戦術をひいたモウリーニョに対しての批判だった。

これに対してモウリーニョは、スアレスとは違い私は自伝を出さないとしたのだ。

ジョゼ・モウリーニョ

「もし、51歳なら本を書くに十分なストーリーがあるでしょう。だが、25歳ならどうでしょうか。子供の頃の話でも本に書きますか?

私は本を書くことを考えていないです。もし依頼を受けたのであれば写真集にしましょう。

私のキャリアの中から100枚の写真を選び、それぞれに短いコメントをつけるんです。

記念の本です。誰かを批判したり、ネガティブなことを書くための本ではありません」

恐らく、本人は冗談でこれを言ったのだと思われるが、それに対して動いた出版社がいた。

2015年10月『Headline』社から何と自伝「MOURINHO」が発売されたのだ。

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