昨年、裁判所から破産宣告を受けていたイタリアの名門パルマ。
「パルマFC」は消滅し解散となり、クラブ名は「SSDパルマ・カルチョ1913」に変更。4部に相当するセリエDからのスタートとなっていた。
Allo stadio Macrelli di San Mauro è iniziata #sammaureseparma pic.twitter.com/A2uTxIn1YG
— Parma Calcio 1913 (@1913parmacalcio) 2016年5月8日
セリエDはイタリアのアマチュアとしては最上位のリーグにあたり、リーグはAからIまでの9つのエリア(グループ)で構成される。パルマはエリアDに在籍しており先週末全日程を終えたのだが、見事3部に昇格を決定している。
38試合を終えたパルマの成績は、28勝10分0敗。
アマチュアリーグでありながら、なんと無敗優勝を成し遂げたのだ。2位に勝ち点27差をつけ、得失点差は驚異の+65(82得点17失点)。主力の多くを失いながら、見事レガ・プロへに昇格に成功した。
セリエDでは各エリアの1位チームが自動昇格となるが、シーズン終了後にセリエD全体の王者を決めるチャンピオンラウンドが行われる。 パルマはグッビオやサンベネデッテーゼと同組に入り、今週末からこのトーナメントに参加することになる。
かつてイタリアではフィオレンティーナやナポリが破産宣告を受け下部リーグに降格しつつも数年でセリエAに復帰し、上位争いを演じるまでにチーム力を強化した。パルマのセリエA復帰を気長に待ちたいものである。
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