『FourFourTwo』は「フランス代表MFラサナ・ディアラは、ロコモティフ・モスクワに1000万ユーロ(およそ12.3億円)の慰謝料を支払うよう命じられた」と報じた。
かつてチェルシー、アーセナル、レアル・マドリーでプレーしたことで知られるラサナ・ディアラ。2013年8月にアンジ・マハチカラからロコモティフ・モスクワに移籍し、3年契約を結んでいる。
2014年にディアラは練習への参加を拒否してチームを離れているが、ロコモティフ・モスクワ側は選手が契約違反を犯したということでスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えていた。
その結果ラサナ・ディアラは退団から昨年7月まで1年以上に渡って任意のクラブとの契約を許されず、無所属の状況を続けることになった。
今回、この問題についての判決が下され、ロコモティフ・モスクワの訴えが認められることになった。
ラサナ・ディアラがこの判決を受け入れた場合、クラブ側に慰謝料として1000万ユーロ、そして裁判費用に11万ユーロ(およそ1360万円)の支払いが言い渡されるという。
移籍金でもなかなか見られない1000万ユーロという金額を選手一人で払わなければならないという厳しい内容である。
ディアラは自身のSNSで以下のように声明を発表し、この判断を受け入れる意向を示している。
ラサナ・ディアラ
「僕はCASの判断を受け取った。そして、この難しい時間に支えてくれた全ての人に感謝を述べたい。
これを受け入れるし、責任はすべて取る。僕はこれまでもずっとそうしてきた。この章は終わったし、今はフランス代表に集中する時だ。自分の国でポジションを得るために」