ロシア代表は、4日に行われたセルビアとの強化試合でイーゴリ・デニソフが負傷したと発表。

EURO2016までに復帰できる目処が立たないため、ゼニトMFアルトゥル・ユスポフの代理招集を明らかにした。

EURO2016に出場する全24チームは、すでに登録メンバー23名をUEFAに提出している。

しかし、UEFAのメディカルスタッフとチームドクターが深刻な負傷と判断した場合にのみ、初戦の前であればその選手を新しい選手と入れ替えることができる。

そこでロシアはハムストリングを負傷したデニソフの代わりにユスポフを招集したのだが…このユスポフをめぐる状況がなかなか凄かった。

当時ユスポフは、モナコでバカンスを過ごしていた。

ゼニトで戦った最後の試合は、5月21日に行われたロシア・プレミアリーグ第30節のディナモ・モスクワ戦。オフシーズンに突入してすでに2週間が経過していたことになる。

そんななか、ユスポフはモナコのスタッド・ルイ・ドゥで行われたセルビアとの親善試合でデニソフが負傷したことを知る。そして偶然同じホテルに宿泊していたロシア代表からコンタクトを受け、バカンスを返上して急遽パリへ飛び、代表チームの合宿に合流したというわけだ。

この日ユスポフは飛行機でモスクワに帰る予定であったようだが…まさかこのような形でEURO2016に向けたメンバー入りを果たすとは夢にも思っていなかっただろう。

ユスポフは「14日間のオフを過ごした後だから、コンディションは少し悪い。どんなフィジカルコンディションになるか本当に分からない」とコメントしている。無理もない。

そして「スパイクすら持ってきていなかったし、必要な服も何もないんだ」と話したのだという。初日の練習ではロマン・ノイシュテッターにスパイクを借りて参加したそうだが…はたしてEUROという大舞台でユスポフに出場の機会はあるのだろうか?

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