“無敵艦隊”と呼ばれながらも、国際舞台で長くタイトルのなかったスペイン代表。
しかし、EURO2008では鮮やかなパスサッカーで勝ち上がると、決勝戦でドイツを破り44年ぶり2度目の優勝を果たした。
チャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、セスク・ファブレガス、ダビド・シルバのカルテットは「クアトロ・フゴーネス(4人の創造者)」と言われチームの根幹を支えたが、そうした選手たちの後方で相手の攻撃の芽を摘んでいたのがこの選手だった。
ブラジル出身のMFマルコス・セナだ。
2006年にスペイン国籍を取得し、29歳にしてスペイン代表入りを果たしたセナ。小柄ながらも体を使ったハードなディフェンスを得意とし、当時のルイス・アラゴネス監督から重宝され、EURO2008では5試合にフル出場した。
パスサッカーを標榜するスペイン代表において決して目立った存在ではなかったが、クレバーにチームを支えるその姿には「影のMVP」に推す声も多かった。
ビジャレアルではキャプテンを務めるなど、リーガでも長く活躍したマルコス・セナだが、現在は39歳。
今は何をしているのだろうか?