フース・ヒディンクが率いたロシア代表は、EURO2008でベスト4に進出。

グループステージの初戦こそスペインに敗れたものの、その後ギリシャとスウェーデンを続けて下し準々決勝に進出すると、優勝候補と目されていたオランダを1-3と撃破し話題をさらった。

大会屈指の好ゲームと記憶されているこの試合で鮮烈な印象を残したのが、“ロシアの新皇帝”ことアンドレイ・アルシャヴィンだ。

延長戦に突入したこの試合でアルシャヴィンはドミトリー・トルビンスキーの勝ち越しゴールをお膳立てすると、116分には勝利を決定付ける3点目を奪う。

ピッチを縦横無尽に駆け回ってオランダ守備陣を陥れ、チームの準決勝進出に大きく貢献した。

ゴール後に見せたこのゴールパフォーマンスも、すっかりお馴染みであろう。

そんなアルシャヴィンはゼニトで長くプレーしており、2009年1月にアーセナルへと移籍。大成功とまではいかなかったものの、プレミアリーグのリヴァプール戦で1試合4ゴールと大暴れ、CLバルセロナ戦では決勝ゴールをあげるなど記憶に残る活躍を見せた。

その後はゼニトに復帰していたアルシャヴィンだが、現在は35歳。一体どこでプレーしているのだろうか?

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