『Gazzetta dello Sport』は「インテルの監督を務めているロベルト・マンチーニ氏は、クラブの新オーナーと補強方針で対立している」と報じた。
インテル、中国起業への株式売却が決定…モラッティとの関係も終焉へ https://t.co/tIO5SNzFyI pic.twitter.com/zirj3PvW8y
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年6月6日
先日、イタリア・セリエAのインテルでは大きな改革が行われた。エリック・トヒル会長とマッシモ・モラッティ名誉会長の株式が、中国の蘇寧グループに売却されたのだ。
その投資額はかなり大きなものになると考えられており、今夏の補強についてはかなりの注目が集まっている。
しかし、内部ではすでに方針の対立が始まっているようだ。
チームを率いているロベルト・マンチーニ監督が求めている補強は教え子でもあるヤヤ・トゥレやパブロ・サバレタ、そしてセリエAでの実績があるアントニオ・カンドレーヴァなどで、即戦力になるタイプだという。
しかし、長期的なシステムを構築したい蘇寧グループはもっと若い選手を求めている。
ブラジル五輪代表FWガブリエウ・ジェズスやイタリアU-23代表MFドメニコ・ベラルディ、そしてポルトガル代表MFジョアン・マリオなどをターゲットとしており、そこに資金を投入したい姿勢を示しているようだ。
その全てを獲得するのはファイナンシャル・フェアプレー制度の存在を考えても不可能に近く、ジョアン・マリオなどに至っては4500万ユーロ(およそ50.1億円)が必要だと通告されている。
もしかしたらインテルの補強が意外と進んでいないのは、この方針の対立が影響しているのかもしれない。