『Leadership』は「ナイジェリア五輪代表監督のサムソン・シアシア氏は、チームの資金難を訴えた」と報じた。
来月行われるリオ五輪への出場が決定しているナイジェリア。初戦は日本代表との対戦と言うことで、大きな注目を集めている。
現在彼らはアメリカでキャンプを行っており、大会への準備を行っている。ところが、先日はチームにユニフォームが届いていないという状況も明らかになり、準備にあたって資金の問題を抱えていることも伝えられた。
[Qoly] 日本と戦うナイジェリア五輪代表、なんとユニフォームがまだ届かないらしい https://t.co/iNBTXRdqVt
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年7月7日
そして今回サムソン・シアシア監督自身が取材に対して以下のように答え、チームが全くお金のない状況に陥っていることを明かした。
サムソン・シアシア
(ナイジェリア五輪代表監督)
「我々は金メダルを狙うことはできないよ。金を無心しているような状況なのだから。
いいイメージではないよ。ナイジェリア五輪代表チームをケアする人々が、周りに対して物乞いのように金を無心しようとしているのはね。
どうやって金メダルを獲得しろというんだい? 選手を世話するため、乞食のようにお金を求めなければならないのに。
我々には金がない。アメリカでキャンプを行っているが、なにも金がない。これは大きな問題だよ。
手元には本当に金がない。どこからも資金がやってこない。これは良いことではないよ。
選手に動機や発奮がないという状況では、奇跡を期待するしかない。精神面の向上は、誰もが必要としているものなんだ。
我々はムハンマドゥ・ブハリ大統領に訴えたい。この国のスポーツを助けるために来てほしいと。我々の父、そしてスポーツを愛する国家の長として。
スポーツ部門はもはや死にかけている。それはオリンピックに出場するナイジェリアの選手団に悪い影響を及ぼしている。サッカーだけではなく、ナイジェリアがメダルを争える7つの競技でも。
ナイジェリアサッカー連盟さえその影響を受けている。誰もが借金まみれだ。
しかし、これは止めなければならない。止まらなければならないんだ。
ブハリ大統領は我々を助けなければならない。オリンピックに備えるため、若干の資金を承認することによって。
お金がそこにないのであれば、どのように我々は金メダルを獲得する準備をすればいいのだ?」
【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」