リオ五輪で日本と同グループとなったスウェーデン。
このほど、国内リーグのハンマビー対のAIKのダービーマッチが行われたのだが、今回も激熱だったようだ。ともに首都ストックホルムを本拠地とする両者は激しいライバル関係で知られている。
ハンマビーのホームであるテレツー・アリーナで行われた今回の一戦は、アウェイのAIKが3-0で快勝。
怒ったハンマビーサポーターはベンチのナンネ・ベリストランド監督とやり合おうとしたそうで、それを警察が阻止する事態になったという。『aftonbladet』が伝えている。
(これはAIK側のベンチ)
試合前からベリストランド監督は辞任が噂されていたようだが、ハンマビーにとって悪夢のようなダービーとなってしまった。前半17分までに2点を奪われると、ハーフタイムの時点で0-3…。
反撃も実らずそのままのスコアでタイムアップを迎えると、ファンの怒りは頂点へ。ベンチのすぐ後ろに大勢のサポーターが押し掛け、ベリストランド監督とやり合おうとしたという。
警察が指揮官を守らなければならなくなり、スチュワードらがファンを遠ざけるためにバリケードを築く事態にもなったそうだ。そして、ファンたちは監督の辞任を求め叫んでいたとのこと。
今回の一件について、ハンマビーのMFヨハン・ペーションはこう述べていたという。
ヨハン・ペーション(ハンマビーMF)
「彼ら(サポーター)のことを理解できる。
ホームでのダービーに0-3で負けるのは、絶対にOKじゃない。
特に僕らはリーグ戦15戦して勝ち点14しか獲れていないからね。
理解できるよ。でも僕らも彼ら同様にがっかりしている」
4月に開幕した2016年のアルスヴェンスカン(スウェーデン1部リーグ)。ハンマビーは16チーム中14位と低迷している。