母国開催の五輪で悲願の初優勝を目指すブラジル代表。31日には日本代表と強化試合を行う。

攻撃陣のなかでネイマールとともに注目されるのが、FWガブリエウ・ジェズス。パウメイラスに所属する19歳のアタッカーだ。

彼がプロデビューしたのは2015年3月。それからまだ1年半ほどしか経っていないが、すでにヨーロッパのビッグクラブがこぞって獲得を狙っているとも伝えられている。

ガブリエウ・ジェズスは1997年生まれの19歳。“ネイマールを超える逸材”などとも称されるアタッカーで、そのネイマールと同じく左サイドからの突破を武器としている。

得点力にも優れており、パウメイラスのU-18チームでは22試合37ゴールを記録。昨年行われたU-20ワールドカップでは、ナイジェリア戦でゴールを決めた。今年5月に開幕したブラジル全国選手権でもゴールを量産しており、現在10ゴールで得点ランクのトップに立っている。

まだA代表への招集経験はないが、コパ・アメリカ・センテナリオでは予備リストの中に含まれていた。本大会には「もう1人のガブリエウ」ことガブリエウ・バルボーザが選出されたが、スケール感や破壊力でいえばジェズスが凌駕しているかもしれない。

今回のリオ五輪にはオーバーエイジで選出されたネイマールと、“ネイマール2世”として期待されるWガブリエウが選出され、事前の予想では日本戦にもこの3人が3トップで先発するものと見られている。

ネイマールと近い将来、間違いなく世界に名を轟かせる「2人のガブリエウ」、A代表でも競演することになるであろう3人がどのようなハーモニーを奏でるのかが見所である。そしてもし、そんな彼らを我らが日本代表が止めることができたなら、本番で恐れるものはないはずだ。

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