『Gazzetta dello Sport』は「ピサの監督を務めているジェンナーロ・ガットゥーゾ氏は、クラブの経営陣を批判し退任を表明した」と報じた。

昨季レガ・プロ(3部)のピサで監督に就任したガットゥーゾ。一年目でセリエBへの昇格を成し遂げ、大きな話題を集めていた。

しかし記事によれば、ガットゥーゾ氏はクラブの経営陣への不満を表明するとともに、すでに辞任する意向を伝えてきたと声明で発表したという。

なお、ピサの後任についてはズデネク・ゼーマンになる可能性が高いとも報じられている。

ガットゥーゾはこれまでシオン、パレルモ、OFIクレタで監督を務めてきたが、すべて短期間でクラブを離れている。ギリシャでは給与が支払われない選手に自腹で資金を提供したことも明かされている。

ジェンナーロ・ガットゥーゾ

「この結果は、深刻で、変わることのない、受け入れがたいクラブの問題から来た。それは適切な雇用環境を妨げているものだ。これに至った理由は、私が常にファンとピサの街にもたらしてきたリスペクトからだ。

スタッフとともに、私はピサの監督を辞任するほかなかった。その決定についてはチームに伝えた。それ以外に方法はないと。

これはとても痛い選択だ。セリエBに昇格したという新鮮な、そしてエキサイティングな経験のあとだ。しかし絶対的に必要なことは、選手自身が責任を果たそうとすることだ。

困難はこの仕事の一部だ。そして、私はそれを見てきたと思う。特に昨季は、多くの障害に直面した。それを私は恐れていないし、落胆させられたこともなかった。

しかし、一線は越えた。新しい問題が生まれ、新聞は私を殺し続けた。このチームに来て、リーグをスタートさせる準備をしている時からね。

今、このクラブと経営陣の曖昧な態度が、一線を越えた。この困難をハードワークで乗り越えられることを期待していた。

残念ながら、私は混乱した。組織はなく、プランもない。真剣で具体的な要求、そして現実的な目標は不可能だ。

現在のコンディションでは、クラブは何もしないだろう。それを無視することは、ファンに対して無責任である」

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