『Mirror』は「チェルシーは、今夏3人目の契約で英国内での移籍金記録を更新する可能性が高くなった」と報じた。
現在スペイン代表FWジエゴ・コスタの去就が不透明になっているチェルシー。ベルギー代表FWミシ・バチュアイはすでに獲得しているが、更にFWの選手を引き入れたい意向を示している。
そして、今交渉が進められているのはかつてエヴァートンに放出したロメル・ルカクであると言われている。
記事によれば、チェルシーはすでに5700万ポンド(およそ75.7億円)の入札を行ったものの、エヴァートン側はそれを拒否したとのことだ。
エヴァートン側は彼の価値を7500万ポンド(およそ99.6億円)に設定しているが、チェルシーは第二次オファーで6800万ポンド(およそ90.3億円)を提示する予定であるという。
これはイングランドのクラブが選手の獲得に使った金額としては最高記録となり、2014年のアンヘル・ディ・マリア(レアル・マドリー→マンチェスター・ユナイテッド)を超えるものとなる。
ちょうど現在マンチェスター・ユナイテッドがかつての所属選手であるポール・ポグバの獲得に巨額の移籍金を投じると言われているところ。
チェルシーも同じように、エヴァートンへ2800万ポンド(およそ37.2億円)で売却したルカクを買い戻すために歴史的な額を拠出する形になりそうだ。
記録としてはポール・ポグバの取り引きが行われれば塗り替えられるわけだが、イングランドのクラブ同士という点ではダントツの最高記録として残る。
なお、イングランドのクラブ同士という形では昨年のラヒーム・スターリング(リヴァプール→マンチェスター・シティ)が最高額である。