『Metro』は「バイエルン・ミュンヘンのアシスタントコーチを務めているポール・クレメント氏は、イングランド代表からの誘いを断った」と報じた。
ポール・クレメント氏は1972年生まれの44歳。監督としてはほとんど経験がないものの、様々なクラブでアシスタントを務めてきた人物である。
選手としては成功しなかったため、23歳からチェルシーのアカデミーコーチとして従事し始めたという経験を持っている。
アイルランドやフラムなどで指導を行ったあと、2007年に古巣チェルシーに戻ったところ、フース・ヒディンク氏によってアシスタントコーチに抜擢された。
そして、後に就任したカルロ・アンチェロッティ監督と深い関係を作ることになり、PSG、レアル・マドリー、そして今回のバイエルン・ミュンヘンでアシスタントを務めている。
イングランドサッカー協会は彼をサム・アラダイス代表監督の副官として雇い入れたい意志を示し、接触を図っていたとのこと。
しかし、ポール・クレメント氏は自身のツイッターで以下のように話し、イングランド代表の仕事は請けなかったと明かした。
ポール・クレメント
「メディアの報道を受けて、私はイングランド代表の役割についての状況を明確にしておきたい。
バイエルン、イングランド、そして私による会談のあと、全ての関係者にとって自分が今の仕事に集中するのが最大の利益になると結論づけた。
私はサム・アラダイスとイングランド代表、イングランドサッカー協会の成功を祈っているよ」