『All nigeria soccer』は「ナイジェリア五輪代表チームが準決勝に進出した場合、5名のスタッフと2名の選手を帰国させるかもしれない」と報じた。
現在行われているリオ五輪サッカー競技で意外な活躍を見せているナイジェリア。グループリーグを首位突破し、本日デンマークとの準々決勝を控えている。
しかしその試合に向けては選手たちが手当やボーナスの支払いを求めてボイコットを示唆しているという報道が流れ、悪い意味でも大きな話題になった。
現在のところは、連盟側が監督との会談を行っており、準々決勝がボイコットされるという危機的な状況までには迫っていないようだが、経済的な環境は依然として悪いままだ。
今回の記事によれば、ナイジェリアのスポーツ省はもはや現状の滞在費を負担し続けることを不可能だと考えているという。最低限の手当支払いを行う約束をする代わりに、準決勝進出した場合は7名を帰国させるという方針を検討しているようだ。
それはバックアップとして呼ばれている2名の選手(MFスタンリー・ディングバ、GKのユースフ・バラ)、さらにメディアオフィサー、コーディネーター、キットマネージャー、アシスタントテクニカルディレクターら5名のスタッフであるという。
なお、バックアップの選手は4名であるが、既にタイウォ・アウォニイーとサヴィアワー・ゴッドウィンはクラブに帰っており不在である。つまりこの場合、ナイジェリア五輪男子サッカー代表団は完全に最低限の人員(選手18名、スタッフ7名)だけを残して全員撤退することになるようだ。
なお、18名の選手には既に筋肉系の怪我で離脱しているオグヘネカロ・エテボ、フィットネスに問題を抱えているジュニア・アジャイーが入っているため、実質16名(うちGK2名)しか起用できないことになる。
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