インテルはUEFAヨーロッパリーグに向けた登録メンバーを発表した。リストAが21名、リストBが7名で、長友佑都のほかエベル・バネガやアントニオ・カンドレーヴァなどの新戦力たちも名を連ねていた。
#UEL, fase a gironi: ecco la lista dell'#Inter 👉 https://t.co/7zx2ElPxqM #FCIM pic.twitter.com/oxV5GyWglg
— F.C. Internazionale (@Inter) 2016年9月1日
だが、この夏の目玉補強であるジョアン・マリオとガブリエウ・バルボーザの2人、さらにジョフレイ・コンドグビアとステヴァン・ヨヴェティッチの主力2人も含まれていなかった。
『Gazzetta dello Sport』によれば、これはファイナンシャルフェアプレー制度の影響だという。
同制度では支出と収入が相殺されなければならない。インテルは2.15億ユーロ(248.7億円)を支出したが、収入は9000万ユーロ(104.1億円)に留まった。
その内訳は若手売却で計3000万ユーロ(34.7億円)、マテオ・コヴァチッチ売却で2900万ユーロ(33.5億円)、フレディ・グアリン売却で1300万ユーロ(15億円)、エルナネス売却が1100万ユーロ(12.7億円)など。つまり差額が1.25億ユーロ(144.6億円)もある。
そのため、ジョアン・マリオ(移籍金4000万ユーロ≒46.2億円)、ヨヴェティッチ(1700万ユーロ≒19.6億円)、コンドグビア(3100万ユーロ≒35.8億円)、ガビゴル(2900万ユーロ≒33.5億円)らをリストから外さなくてはならなかったという。
コンドグビアとジョアン・マリオは中盤の核になりえる存在だけに、フランク・デ・ブール監督も頭が痛いかもしれない。そして、ガビゴルが欧州の経験を積めないのも勿体ない…。