このほど、バーリで行われたイタリア対フランスの国際親善試合。弱冠17歳のGKジャンルイージ・ドンナルンマが、途中出場からアズーリデビューを果たしたことも話題になった。
[Qoly] 17歳でイタリア代表デビュー!ミランGKドンナルンマが歴史作る https://t.co/FLPhlNvrVT
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年9月2日
この一戦はスタディオ・サン・ニコラで行われたのだが、試合前の国歌斉唱ではこんな出来事があった。
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が場内に流されたところ、驚くべきことに一部の(イタリア)サポーターからブーイングが…。
これに気付いたイタリア代表キャプテンのGKジャンルイージ・ブッフォンは拍手をし始めた。それに他のアズーリ選手たちも続く。すると、その数十秒後には大部分のサポーターたちは態度を改め、ブッフォンの振る舞いに賛同したという。
この話題は『le parisien』や『le quipe』などのフランスメディアでも伝えられていた。
イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレは「あのブーイングは対戦相手への典型的なリアクション」と述べていたというが、国歌へのブーイングは本来あってはならないこと。ブッフォンはそれに対し自ら率先して敬意を示すべく拍手を送り、ブーイングを静めたようだ。
この振る舞いについては、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長もこう讃えていた。
ジャンニ・インファンティーノ(FIFA会長)
「彼(ブッフォン)に感謝しているし、こう伝えた。『君のやったことは素晴らしい』と。
スポーツ界の模範として必要とされるのは彼のような人間だ。素晴らしかった」
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