来年2017年にポーランドで開催されるUEFA U-21欧州選手権。
その本大会出場を懸けた予選で大乱闘が起きた。トルコの首都アンカラで行われたトルコU-21対キプロスU-21戦での出来事がこちら。
Türkiye Ümit Milli Futbol Takımı'nın 1 - 0 mağlup olduğu Kıbrıs Rum Kesimi maçında sahada kavga çıktı. pic.twitter.com/XwV0uQBsTU
— 140journos (@140journos) 2016年9月2日
キプロスが1-0で勝利した試合終了直後に勃発したこの乱闘劇で、両チームともに3人ずつが退場に。計6枚のレッドカードが提示された。
『haberler』によれば、人種差別的な言動が事の発端だったとされている。80人規模の乱闘に発展したため警察が警備体制を強化する事態にもなったとのこと。
キプロスは地中海に浮かぶ島国で、トルコはすぐそばの隣国。キプロスは南北に分断されているのだが、北キプロスはトルコ軍の協力の下独立したという経緯がある。そのためキプロスはギリシャ系住民、北キプロスはトルコ系住民とほぼ分かれて暮らしている。北キプロスはトルコからしか国家として認められていないが、キプロスは北キプロスに手が出せず和平交渉も進んでいないという現実がある。
そのため試合後にキプロスの選手たちがホテルに戻る際には警護がつけられることにもなったそう。
この一件についてはUEFAのオブザーバーがリポートで報告を行ったとされている。よって何らかの裁定が下る可能性もあるようだ。