今季、ベトナムのホアン・アイン・ザライ(HAGL)から期限付きでJ2にやってきたFWグエン・コン・フォン(水戸)とMFグエン・トゥアン・アイン(横浜FC)。
これまで満足な出場機会を得られていないこともあり、先日、ベトナムの現地メディアは彼らが来季から国内に復帰することが決定的になったと報道した。
しかし、所属元であるHAGLのグエン・タン・アイン団長はVTCニュースの取材に対し、クラブとして公式発表は行っていないことを強調した。
「HAGLはコン・フォンとトゥアン・アインの来季の動向について、公式な発表は一切していない。ベトナムに戻るか否かは、水戸と横浜FCの首脳陣と話し合ったうえで決定する。メディアは憶測で騒ぎ立てているが、我々クラブは契約を尊重して動かなければならない」
さらに同氏は、
「日本側も今回の報道に驚いて、事実確認の連絡をしてきた。しかし、実際には、私個人もHAGLも両選手がベトナムに戻るなどとは発表していない。私も各クラブの首脳陣から、そのような話は聞いていない」
とし、両選手の復帰報道を否定。
また同氏は、水戸と横浜FCが10月に行われるベトナム代表のキャンプで、両選手の招集に応じることで同意したという情報についても、
「代表チームへの招集に関して、HAGLは何の決定権も持たない。我々が知っていることは、ベトナムサッカー連盟(VFF)が水戸と横浜FCに働きかけていることだけ。決定権を持つのは、現所属先である日本の両クラブだ」
と述べてこちらも否定した。
(C) vtc, グエン・コン・フオン(左)とグエン・トゥアン・アイン(右)