『Reuters』は「スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、レアル・マドリーによる上訴を受け入れた」と報じた。
先日国際サッカー連盟(FIFA)がレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーに補強禁止処分を言い渡したことは大きな話題になった。
FIFAのルールでは未成年者(18歳以下)の国外移籍に厳しい制限を設けており、サッカーを目的としての獲得は基本的に認められない。
レアル・マドリーについては39名についての調査が行われていたが、FIFAは最終的にそれを8名に絞ったことを確認している。
しかし、その中にはジネディーヌ・ジダン監督の息子であるエンツォやルカ、そしてモロッコ代表のアシュラフ・ハキミ、日本出身の中井卓大などが含まれていると報じられている。
[Qoly] レアルU-12の中井卓大、国際大会のドルトムント戦でゴールしていた! https://t.co/oviaILk4OH
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年1月21日
FIFAはこの問題に対して補強禁止処分を言い渡すことを決断し、両クラブからの控訴を棄却。最終的に先日2度のマーケットにおける補強禁止処分を言い渡すことになった。
だが、それに対してレアル・マドリーはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えることを当初から表明しており、今回それが受け入れられたことが確認された。
これによってFIFAによる制裁については一時的に凍結されることになり、レアル・マドリーの補強禁止処分は解除されている。
また、問題になっている8名の選手についてもそれぞれのカテゴリにおいて出場することが可能となっており、この間に何らかの対処を行うこともできる。
なお、アトレティコ・マドリーについてはまだ発表がないものの、こちらもスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こしていると考えられている。