19歳の超新星、アブドゥルハーク・ヌーリのスーパーFKも飛び出したKNVBカップのアヤックス対ヴィレムⅡ戦。
[Qoly] アヤックスに救世主!19歳の超新星、デビューから15分でFKを突き刺す https://t.co/gVDNTvs5gg
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年9月23日
この試合では世界初となる事態が発生した。
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって判定が覆り、ファウルをした選手にレッドカードが提示されたのだ。
VARととは、ピッチ上の審判団に加えて、撮影された映像を監視するための副審を追加するという制度のこと。試合を決めてしまうようなプレーに関して、主審がVARに助言を求めることができ、またVARにも主審に対してアドバイスする権限が与えられている。
同制度は先日の国際親善試合イタリア対フランス戦でセミテストが行われたばかりだが、オランダでは他のリーグに先駆けてテスト導入された。
判定が覆った該当シーンはこちら。
アヤックスが2-0とリードして迎えた58分、ラッセ・シェーネに対してアヌアル・カリがこのタックル。
主審を務めていたダニ・マッケリー主審は当初カリに対してイエローカードを提示したが、その後VARと意思疎通を図る。そして30秒ほどが経過し、マッケリー主審はイエローカードを取り消しカリに退場を宣告した。
英国『The Sun』によれば、この時VARを務めていたポル・ファン・ヴォッケルが主審のマッケリーに対して、レッドカードを提示すべきだと助言したという。
ポル・ファン・ヴォッケル(VAR)
「あのタックルを見た直後、すぐに『アウチ』と思った。
私はそのファウルを様々な角度から何度も見て、確実にレッドカードであるという結論に至った。
もしもあのようなファウルをピッチの上で見ていたら、私はレッドカードを出していただろう」
公式戦の舞台で、VARの進言によって判定が覆るのはこれが世界初のことである。