かつてバルセロナやインテル、チェルシーなどでプレーした元カメルーン代表FWサミュエル・エトー。昨年夏にはトルコのアンタルヤスポルに加入していた。
昨季は17ゴールを決める活躍を見せてさすがの実力を発揮しており、再びキャリアを花開かせていた。
ところが21日、彼は自身のInstagramで以下のように書き、それが大きな混乱をもたらすことになった。
サミュエル・エトー
「念のため――おそらく、いくらかの人々は僕をリスペクトしていない。なぜなら、自分は黒人だからだ」
エトーは今季のスタートであまりいいプレーが出来ておらず、それをアンタルヤスポル会長のサファク・エズトゥルクに批判されていた。
コメントのターゲットはエズトゥルクではないと後にエトーは書いているが、謝罪や撤回、削除などはしていない。当然、メディアやファンはそれを会長への当てこすりだと解釈した。
そしてアンタルヤスポルの取締役会はこれらの問題に関して「調査が終わるまでエトーをチームから追放する」と決め、公式に声明を発表したのだ。
ただし、メディアはこの騒動に対して違った解釈をしているものもある。エトーは今夏の移籍マーケットにおいて「ベシクタシュに加入するのではないか?」という噂が流れていた。
エトー自身はそれに合意していたものの、アンタルヤスポルは彼にその交渉を認めなかったと伝えられている。そのため、関係の悪化とともに移籍への希望が関係し、このような行為に及ぶことになったのではないかという推測もあるようだ。