『BBC』は「イングランドサッカー協会(FA)のチェアマンを務めるグレッグ・ダイク氏は、サム・アラダイス氏の態度を批判した」と報じた。
27日に大きな話題となったイングランド代表監督サム・アラダイスの不祥事。『Telegraph』のおとり取材に引っかかった彼は、FIFAの規則で禁止されている選手の第三者保有を「回避する方法がある」と持ちかけ、40万ポンド(およそ5300万円)の契約を結ぶという行動を起こしていた。
その他にもFA、ロイ・ホジソン前代表監督、ギャリー・ネヴィル前アシスタントコーチなどを批判するなど不適切な発言を行っていたことが明らかになっていた。
それを受けてFAはアラダイス監督との会談を行い、契約を解除することを決定。わずか67日という在任期間で監督交代を決断した。
『BBC』のラジオに出演したグレッグ・ダイク氏は以下のように話し、アラダイス氏は強欲すぎると批判した。
グレッグ・ダイク
「FAは正しい判断をした。もしイングランド代表監督になりたければ、潔白でなければならないのだ。私は『Daily Telegraph』が出したものに恐怖した。現在のイングランド代表監督が、潔白ではなかった。そして、これ以外に選択肢があったとは思わない。
この男は、FAから年間300万ポンド(およそ4億円)もの給与を受け取っていたのだ。なぜ彼はそれ以外に40万ポンドを得るために奔走したのか?
これについては多くのファンと話した。誰もが感じている。300万ポンドも受け取っていて、それをする必要などないと。
我々はロイ・ホジソンとの間に整理すべき問題はなかった。彼は潔白であったし、真っ正直な男であった。
明確にしておきたいのは、もしサム・アラダイスが契約解除に合意しなかった場合は、我々は彼を解任していたということだ」
(新しい監督の候補は?)
「そのリストはある。それが可能なのかどうかはまた別の問題なのだが。ただ、ギャレス・サウスゲイトがこの後の4試合を引き継ぐので、彼がうまくやるかもしれないね。
私はアーセン・ヴェンゲルの大きなファンだ。もしFAが彼をゲットできれば、素晴らしい契約になるだろうがね」