世界各地で流通する偽ユニフォーム。

キットサプライヤーにとってはセールスを大きく左右する障害であり、サッカー人気の高い南米でもその事情は同じである。

そんななか、代表チームとサプライヤー契約を結んでいるUmbroがペルーでユニークなキャンペーンを打ち出した。

同ブランドによれば、10月1日から10月11日までの間、現在販売しているペルー代表のユニフォームを半額で提供するのだという。

しかしこれには条件がある。それは、「手持ちの“バッタもん”ユニフォームとの交換である」ということ。

ペルーでは偽ユニフォームがファンの間で流通しており、各スポーツブランドは頭を悩ませている。

そこでUmbroではその現状を逆手に取り、そうした偽ユニフォームを持っているファンに対してこの半額セールを実施。正規品を持っていなかったファンに対して、安価で手に入れるチャンスを与えたというわけだ。

このキャンペーンのポイントは、セールの実施自体が偽ユニフォーム撲滅に対する啓発メッセージになっているところ。これはなかなかユニークである。

なお、このキャンペーンはペルー国内でのみ対象となる。

2018年ワールドカップに向けた南米予選では、10チーム中9位に沈んでいるペルー。この10月にはアルゼンチン、チリとそれぞれ対戦する。

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