とにかく邦画が豊作な2016年。
「名探偵コナン 純黒の悪夢」や「シン・ゴジラ」が興行収入で60億円と突破するなか、記録的ヒットを飛ばしているのが長編アニメ「君の名は。」だ。
10代から20代を中心に爆発的な人気を誇り、興行収入は公開からわずか28日間で100億円を突破した。日本アニメにおいて“非ジブリ”による100億円の達成は、歴史上初めてのことだ。
そんな大人気映画のタイトルをゲーフラ(ゲームフラッグ)に用いた、ユーモアあるJリーグサポーターが話題だ。
舞台となったのは2日に行われたJ2第34節FC岐阜対ファジアーノ岡山戦。
アウェイである岡山のゴール裏に、イカしたそのゲーフラはあった。
画面やや左上にご注目。
「君の名は見たよ」…?
実は映画の中で登場する宮水三葉が住んでいる糸守町は岐阜県がモデルとなっており、はるばる長良川競技場にまで足を運んだ岡山サポーターがこのようなゲーフラを作ったというわけだ。
ゲーフラは選手に対するメッセージやチームへの連帯を表現するのが一般的だが、このゲーフラは対戦相手であるFC岐阜やサポーター、あるいは観客やテレビの視聴者に向けたものだ。
しかし、このなんともユルい感じが最高である。スタジアムを訪れる度に感じることだが、Jリーグファンのこうしたユーモアは天才的なもののがある。
なお、試合は岡山が大量5ゴールを奪い0-5と大勝。
FC岐阜は今季の最終戦で東京ヴェルディと対戦するが、両サポーターによる“ゲーフラ合戦”からも目が離せない!(東京はもう一人の主人公、立花瀧が生活する場所)