『BBC』は27日、土曜日の試合でトッテナムとのFAカップを戦うウィコム・ワンダラーズを特集した。

現在リーグ・ツー(4部)で戦っているウィコム。1887年に創設された歴史あるクラブで、家族的なチームであるとして何度も表彰を受けてきたことで知られる。

2000-01シーズンには3部リーグに所属しながらFAカップでベスト4に進出という活躍を見せ、「ジャイアントキリング賞」にも輝いている。

そんな彼らは先日FAカップ第4ラウンドに進出。そこでトッテナム・ホットスパーとの対戦に臨む。記事によれば、そこには非常に珍しい選手がいるというのだ。

まず取り上げられているのは11番を着けているMFサム・ウッド。彼は元「替え玉俳優」だそう。

クレイ・ワンダラーズというアマチュアのチームで育成された彼は、有望な選手として知られていたものの、プロの契約を手に出来ず靴屋で働いていた。

しかし、友人によってFIFA公認映画『Goal!』にも出演していた俳優のアンディ・アンサーに紹介されたことから、メディアの仕事に飛び込んだ。

そして「替え玉俳優」として、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、エドゥアルド、セスク・ファブレガスなどのプレーをCMで演じたという。

サム・ウッド

「僕はリオネル・メッシの替え玉を広告でやったんだ。多くの人々は知らないことだけどね。

スペインに飛んで、ホテルに入った。スタッフ全員に挨拶して、すべてのインタビューを遠くから見ていたよ。他にも何度かクリスティアーノ・ロナウドともやったね。3回くらいだったかな。

ズラタン・イブラヒモヴィッチとマルコ・マテラッツィとも撮影をしたよ。コーナーキックからマテラッティがヘディングする。僕はクロスを入れてたんだ。カメラには映ってないけどね。

僕はその時まだブルーウォーター・ショッピングセンターで働いていて、ブロムリー(アマチュアクラブ)でプレーしていた。だから、休みを取れたときはいつもそうしていたよ」

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