また、24番のFWスコット・カシュケットもなかなか面白い選手であるという。

1996年生まれの彼はユダヤ人であり、もともとはフットサルをやっていた。サッカーを辞めたのは、「体が小さすぎる」と言われていたからだとのこと。

しかし2012年にサッカーへと戻り、スペインのエルクレスに移籍。そこで全くプレーさせてもらえなかったことから退団し、紆余曲折の末2013年にレイトン・オリエントと契約を果たす。そこでプロへの道を掴んだという。

彼が珍しいのはそこだけではない。なんと父親のラッセル・カシュケットは有名な仕立て屋であり、2011年に結婚したウィリアム王子のスーツを作った人物なのだ。

さらに、彼の家族は全員トッテナム・ホットスパーのファンであるとのことで、ホワイト・ハート・レーンでプレーすることは夢だったという。

スコット・カシュケット

「僕は子供の頃から常にサッカーをやりたいと思っていた。今、それが出来ている。

これは素晴らしい組み合わせだね。更にいいのは、多分僕がホワイト・ハート・レーンでプレーできる最後のチャンスだという点だ。なぜなら、新しいスタジアムに移転しちゃうからね!」

他にも、MFルーク・オニーンはイングランド生まれのシンガポール人で、父親のテリーはプロゴルファーだった。

また、大叔父のリム・キムサンは第二次世界大戦の日本占領下で迫害を受けた人物で、リー・クアンユーの片腕として戦後の発展を支えた名政治家である。

そして、それに加えてあの知る人ぞ知る「怪物FW」アデバヨ・アキンフェンワも所属しており、カシュケットと凸凹コンビを組む。

そんななんとも面白いウィコムとトッテナムの対戦は、日本時間29日の00:00キックオフ。もはやおなじみとなったDAZN(ダゾーン)で放送される予定だ!

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい