31日、フランス・リーグアンのリールは「アヤックスからオランダ代表FWアンワル・エル・ガジを獲得した」と公式発表した。
🔴 [OFFICIEL] Anwar El Ghazi 🇳🇱 (@AElGhazi7) ouvre le #MercatoLOSC
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— LOSC (@losclive) 2017年1月31日
アンワル・エル・ガジは1995年生まれの21歳。アヤックスの下部組織で育成されたモロッコ系のウインガーで、190cm近い長身でありながらも強烈なドリブルスキルを持つことで有名だ。
フィテッセ戦では対面した太田宏介をチンチンにする活躍を見せたことで話題になり、オランダ代表でもこれまで2試合でプレーしている。
世界的に大きな注目を集めている選手であり、ビッグクラブも獲得に動いているとされていたが、最終的にはなんとフランスのリールという選択になった。
なぜこうなったのか?といえば、リールは今季新たな会長ジェラール・ロペス氏を迎え、大きな資金力を手にしたからである。
26日に新会長となったジェラール・ロペス氏はスペイン出身のルクセンブルク人実業家であり、投資家として一財を築いた人物だ。
skypeの最初の投資家であったことでも知られ、後にロシア方面のエネルギー事業でも成功。プーチン大統領とも関係が深いとされる。
かつてルクセンブルクリーグでプレーした経験も持つことからスポーツ面にも手を伸ばしており、2009年にはF1のロータスでオーナーを務めていた。
そして今季はサッカーへの投資に歩みを進め、リールの買収に成功した他、ポルトガルのジウ・ヴィセンテとも交渉を行っているという。
なお、取引の財務的条件については明らかにされていないが、移籍金は700万ユーロ(およそ8.6億円)程度だったと考えられている。