NTTドコモは8日、スポーツのライブストリーミングサービス『DAZN』を提供するPerform Groupと協力し、国内外の人気スポーツがライブやオンデマンドで見放題となる新サービス『DAZN for docomo』を立ち上げることを発表した。サービスは2月15日(水)からスタートする。

昨年、JリーグとPerform Groupの放映権契約が発表されたのと同日、両者とともにスタジアム・ホームタウンのICT化を図る「スマートスタジアム事業」における協業契約を発表したNTTグループ。このときから噂されていた提携がいよいよ始まった形だ。

利用料金は、『DAZN for docomo』単体で月額980円。NTTドコモの映像配信サービス『dTV』(月額500円)とのセット加入では月額1280円と、さらに200円お得となる。いずれも利用に「dアカウント」が必要だが、ひとまず既に『DAZN』に加入しているドコモユーザーへの対応がどうなるのか気になるところだ。

「2020年、そしてその先へ向けて、ドコモの技術を駆使してスポーツを盛り上げていきたい」と新サービスについて語ったNTTドコモの吉澤和弘代表取締役社長。“いつでも、どこでも、何度でも”は『DAZN for docomo』のコンセプトを分かりやすく表しているといえるだろう。

この後行われたトークショーでは、Jリーグの村井満チェアマンやバレーボールVリーグの選手らが登場。特にVリーグは、2月18日(土)からプレーオフにあたる「ファイナル6」が始まる。『DAZN for docomo』のサービス開始とピッタリ合うほか、移動中などに手軽に対戦相手の試合がチェックできる『DAZN』を早くも活用しているようで、今回の提携も喜んでいる様子だった。

『スポナビライブ』のソフトバンク、『DAZN for docomo』のNTTドコモ、そして昨年日本サッカー協会(JFA)と日本代表サポーティングカンパニー契約を締結したKDDI。大手キャリア3社のサッカーに関する“カード”がある程度見えてきたことにより、今後彼らが自身の強みをどのように発展させサービスに生かしていくのかに注目が集まる。

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