オランダ代表のヤスパー・シレッセンといえば、PKが苦手なGKとして知られる。

2014年のワールドカップでは準々決勝のコスタリカ戦で、先発出場を果たしながらPK戦の突入直前にルイス・ファン・ハール監督から交代を命じられたことも話題に。

その後、アヤックス時代の2015-16シーズンにはヤブロネッツとのUEFAヨーロッパリーグのプレーオフでPKストップを記録したが、プロキャリアでのセービングはこれが初めてのこと。25本目にして初めてPKストップとなった。

そんなシレッセンは今季からバルセロナに移籍。8日に行われたアトレティコ・マドリーとのコパ・デル・レイ準決勝2ndレグに先発し、80分にPKのピンチを迎えた。

アウェイでの1stレグを1-2で勝利していたバルセロナであったが、ここで失点すれば1点差に追い上げられるという場面。今後の行方を占う大きな場面であったのだが…(「Youtubeで見る」からご覧ください)。

キッカーのケヴィン・ガメイロがこれを失敗。シレッセンはこのピンチを防いだのであった!

結局シレッセンはこの後ガメイロにゴールを奪われたものの、試合はアグリゲートスコア3-2でバルサが決勝に進出。シレッセンは試合後、「なんて夜なんだ!我々は最後の瞬間まで戦い続ける。次は決勝だ!」とTwitterに綴った。

そんなシレッセンだが、実はPKに強くなっているデータがあるようだ。

それによれば、シレッセンは直近5試合で経験したPKのうち、3つをノーゴールとしているという(アヤックス、オランダ代表、バルセロナでの成績)。これは必ずしもシレッセンのPKセーブを意味するわけではなく、相手のミスも含まれる。

しかし、シレッセンにとってもはやPKに苦手意識はないのかもしれない。

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