『Sydney Morning Herald』は11日、「中国の上海申花は、グスタボ・ポジェ監督の解任に動いている」と報じた。
今冬のマーケットでボカ・ジュニオルスからカルロス・テベスを獲得した上海申花。移籍金はそれほど高額ではなかったものの、給与は世界最高額となる年3800~4000万ユーロ(およそ45.6~48億円)だと言われている。
しかしながら、チームは先日出場したAFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフでブリスベン・ロア(オーストラリア)にホームで敗北するという失態を演じ、アジアの舞台に進めなかった。
テベスvs鹿島は実現せず!ACL予選で衝撃の敗退 https://t.co/vvp6gHWcEI
— Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年2月8日
そして、なんと既にチームを率いているグスタボ・ポジェ監督の信頼はかなり揺らいでおり、非公式に指揮官交代の動きを見せているとのこと。
そのターゲットは、オーストラリア・Aリーグのウェスタンシドニー・ワンダラーズを率いているトニー・ポポヴィッチ氏であるという。
かつてサンフレッチェ広島でもプレーしたことで知られるポポヴィッチ氏は、創設間もないウェスタンシドニーの初代監督となり、AFCチャンピオンズリーグ優勝にも成功するなど実績を残してきた。
欧州や中国へ行くという話は以前からあり、実際に上海申花のオファーを昨年断っていたという。その提示された年俸はボーナス込みで700万ユーロ(およそ8.4億円)だったと言われる。
ただ、ポポヴィッチ監督は長期的な視野で指揮を執ることを重視しており、上海申花の指揮官が早い段階で交代されていることを懸念しているとも。