『The SUN』は25日、「レスター・シティのオーナーであるヴィチャイ・スリヴァダナプラバ氏は、ラニエリ監督の解任をワインショップで自慢していた」と報じた。
先日、昨季の優勝の立役者であったラニエリ監督を解任したレスター。各方面からそれを悲しむ声が上がっており、その話題は尽きることがない。
しかし、クラブのオーナーであるヴィチャイ氏にある疑惑が持ち上がっている。解任の日、彼はロンドンの高級ワインショップHedonism Winesを訪れ、他の客にその話を言いふらしていたというのだ。
ウェストハムの副会長でもあるカレン・ブレイディ氏は取材に対して以下のように話し、ヴィチャイ氏の行動を批判したという。
カレン・ブレイディ
「レスター・シティのオーナーは周囲の人に話していた。
『一時間かそこらでニュースが解禁されるよ。クラウディオ・ラニエリが解任されたというニュースがね』と。
彼はそれから大金を出してワインとシャンパンを買った。とても落ち着き払っていた。
私は理解している。ラニエリに支払う保証金など、彼にとっては小銭くらいの感覚なのだろうとね」
また、他の関係者もヴィチャイ氏の行動について以下のように証言したという。
関係者
「レスターのオーナーはまるでクリームを得た猫(大満足している様子)のように見えた。どのようにラニエリを解任したかについて、他の客に対して平気で話していた。
彼が笑っているのを見て、人々はそれをジョークであると思っていた。
それから彼は酒に50万ポンド(およそ6945万円)を支払った。それは、サッカーを動かしている人々がどれだけファンからかけ離れた存在なのかを表している事実だ。
これは、レスターのファンに対しての酷い仕打ちである」
なお、レスターのオーナーであるヴィチャイ・スリヴァダナプラバ氏はヴィンテージワインの愛好家である。
2万ポンド(およそ278万円)のシネ・クア・ノン・タン・ピ(1995年)を朝食のコーンフレークに合わせたりしたというエピソードでも知られている。