『Ghanasoccernet』は21日、「昨年5月に建設されたケープコースト・スタジアムが悲惨な状況となっている」と報じた。

ケープコースト・スタジアムは昨年中国の国有建設企業の援助によって建設された。その価格は3500万ドル(およそ39.4億円)で、規模は1万6000人収容となっている。

昨年5月にオープンした際には、国際基準にも合致した近代的なものとして非常に歓迎され、ガーナ元大統領のジョン・ドラマニ・マハマ氏もその施設を賞賛。中国への感謝を述べていた。

しかし、完成からわずか9ヶ月が経過し、現在は国内で最も管理の悪いスタジアムの一つになってしまったという。

ケープコースト・スタジアムの管理を任されているのはガーナ国家スポーツ局であるが、先日彼らは債務不履行によって資産を差し押さえられるなど、経営難に苦しんでいる。

その余波を受け、数か月前からケープコースト・スタジアムの水道料金である8万8100ドル(およそ992万円)が未払いとなっているという。

水撒きが不可能になったピッチの芝は黄色と灰色に変色し、トイレは掃除もできない状況にある。

それでも本拠地としているエブスア・ドワーフスは試合を行っているため、その破損のスピードは更に加速している。

記事によれば、このような管理不足によって悪い状況となっているスタジアムはガーナ国内に数多く、スポーツ局の能力に疑問を持つ声があがっているとのことだ。

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