将来が期待されるアビスパ福岡DF冨安健洋。
18歳ながら185cmと上背があり一対一に強く、さらには両足で正確なフィードキックを蹴ることができる。いわゆる近代型のセンターバックであり、リオ五輪のトレーニングパートナーにも選ばれるなど日本サッカー協会からの評価も高い。
そんな冨安は今季の福岡でレギュラーポジションを掴み、ここまで全4試合でフル出場中。先週末に行われたロアッソ熊本戦では、嬉しいプロ初ゴールも決めている。
チームに貴重な先制ゴールをもたらしたそんな冨安だが、他にもビッグプレーがあった。
0-0で迎えた41分。
熊本は片山奨典のドリブル突破からクロスを送り、このこぼれ球が林祥太のもとへ。
すると林はGK杉山力裕の頭上を狙ったシュートを放つものの、これをクリアしたのが冨安!ボールは完全に枠をとらえていたため、冨安のクリアがなければ確実に1点という場面であった。
試合後、このシーンについて問われた冨安は「その前のクロスを自分が大きくクリアしておけば良かったので、その前のプレーを反省すべきだと思います」と冷静に振り返った。
また、初ゴールについては「しっかり決めることができて良かったです。それとウェリ(ウェリントン)がいい折り返しをしてくれたので、ウェリに感謝したいと思います」と述べるなど、謙虚な姿勢を示した。