『Daily Mail』は29日、「アーセナルとトッテナムは、サンプドリアのFWパトリック・シックの獲得に関心を抱いている」と報じた。
今季大ブレイクを果たしたチェコの超新星、パトリック・シック。スパルタ・プラハの下部組織で育ち、ユース代表で圧倒的な得点力を示してきた彼は、今季イタリアでブレイクを果たした。
クラブレベルであまり実績がないままセリエAへとやってきた彼であるが、いきなりサンプドリアでレギュラーを獲得すると、その高い技術と得点力でファンを魅了。公式戦26試合で9得点2アシストを記録している。
彼には多くのクラブが関心を抱いていると言われ、イタリア国内ではインテルやユヴェントスが接近しているという。
さらに、チェルシーやWBA、エヴァートン、クリスタル・パレスなどイングランド方面からもスカウトが派遣されていると言われる。
その中で最も近づいているのはインテルだと言われるが、まだ具体的な動きには至っていない。
そして今回シックの代理人を務めているパヴェル・パスカがロンドンを訪れ、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督やトッテナムのスカウト長スティーヴ・ハイチェンと会談を行うという。
シックとサンプドリアの契約には2400万ユーロ(およそ28.7億円)の契約解除条項が含まれていると伝えられる。
選手本人はチャンピオンズリーグでの戦いを求めていると言われているが、それと同時に出場機会の確保も視野に入っており、スタメンの可能性が低いところは避けたいと考えているとも。