国際サッカー連盟(FIFA)は8日、2016年度における経営状況を開示した。

サッカー界を揺るがす大きなスキャンダルによってゼップ・ブラッター会長が辞任を余儀なくされたFIFA。

新たに就任したジャンニ・インファンティーノ会長の下で現在改革が続けられており、ワールドカップの拡大計画も進んでいる。

だがそれらのトラブルが影響し、FIFAには大きな財政的なダメージがあったとのことだ。

2016年度の損失は3億9900万ドル(およそ439.7億円)。

さらに2017年度はこのままであれば4億8900万ドル(およそ538.9億円)の赤字になると予想されているという。

なお、スキャンダルに関する訴訟費用は年間5050万ドル(およそ55.7億円)に達しており、FIFAの財政にも大きな負担になっているようだ。

また、これらの報告書においてはゼップ・ブラッター体制で行われたフットボール・ホテルや博物館への投資は「悪いものだった」と評価されている。

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