『BBC』は12日、「キーラン・リチャードソンとナイジェル・リオ=コーカーがグラナダで練習参加している」と報じた。

リーガ・エスパニョーラで19位に沈み、降格の危機に瀕しているグラナダ。残留のプロと呼ばれたクラブであるが、残り7試合で残留圏まで7ポイント足りないという状況だ。

そこで招聘されたのは、元イングランド代表DFのトニー・アダムス氏だった。

なんとも厳しいミッションに挑むことになった彼であるが、いきなりフリーエージェントのベテランに声をかけていたようだ。

キーラン・リチャードソンはかつてマンチェスター・ユナイテッドでもプレーしたことで知られるウインガー。サンダーランドやフラム、アストン・ヴィラでもプレミアリーグを戦ってきた32歳のベテランだ。

ナイジェル・リオ=コーカーも同じく32歳。ウェストハム・ユナイテッドやアストン・ヴィラで長く活躍したことで知られるボランチである。昨年はMLSのモントリオール・インパクトに所属していた。

両者ともに今シーズンは所属クラブを失っていたが、アダムス監督と共にグラナダに呼ばれ、契約に向けてのテストに臨んでいるという。

最後の最後で無所属の選手を獲得するというのは、まさにギャンブルそのもの。それだけの手を打たなければいけないという危機感の表れでもあるだろう。成功か失敗か…どちらにしても大きな注目を集めそうだ。

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