乾が所属するエイバルはここまでのリーガで7位。

昇格3シーズン目にして、UEFAヨーロッパリーグの出場権争いを繰り広げている。今週末の試合から乾も復帰予定であり、活躍に期待が集まる。

そんなエイバルはリーガ20チームの中でもクラブ規模は小さい方で、設立以降のほとんどを2部以下のディビジョンで過ごしてきた。

しかし、そんなエイバルで経験を積み世界へと羽ばたいた2人のスペイン人選手をご存知だろうか?

1人目は、"バスクが生んだパスマスター”ことシャビ・アロンソだ。

今シーズン限りでの現役引退を発表しているバイエルンMFシャビ・アロンソ。先日行われたCL準々決勝のレアル・マドリー戦では、途中交代した際に珍しく感情的になっていた。

バスク出身のそんなシャビ・アロンソは、レアル・ソシエダでプロデビューを果たした。2002-03シーズンにはレアル・マドリーとリーガの優勝争いを演じたことが記憶に新しいが、実は2000-01シーズンにかけてエイバルにローン移籍している。

当時ソシエダで出場機会に恵まれなかったシャビ・アロンソはエイバルで14試合に出場した。ゴールこそなかったがこの活躍が認められ、冬の移籍市場でソシエダへとローンバックとなった。

つまり、シャビ・アロンソがリーグ戦でデビューを飾ったがエイバルだったのだ。ちなみに、当時のエイバルは2部に在籍しており、シャビ・アロンソが唯一2部でプレーしたのがこの時だ。