ここ最近、好調な活躍を続けている香川真司。2012年に彼と同じタイミングでマンチェスター・ユナイテッド入りしたニック・パウエルという選手を覚えているだろうか。
当時10代だったパウエルはミドルシュートや飛び出しからゴールを狙う技術に優れたMFとして期待されていた。だが、結局ユナイテッドで地位を確立することはできず。
先月で23歳になった彼は現在、英2部のウィガンでプレーしている。そのパウエルがリーグ第42節バーンズリー戦で、驚異的な活躍を見せた。
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— Wigan Athletic (@LaticsOfficial) 2017年4月13日
この日のウィガンは後半15分までに2点のリードを奪われる苦しい展開。そんななか、後半21分にウィガンはガブリエル・オベルタン(彼も元ユナイテッド!)に代えてパウエルを投入する。
すると、後半26分、27分、37分と立て続けにゴールを奪取!圧巻のハットトリックで、チームを大逆転勝利に導いたのだ。『Soccerway』で得点経過を見てみるとこんな感じ。
2点を追う残り25分から投入され、わずか11分間で3ゴールを叩き出すとは…まさに英雄的な活躍!ちなみに、2点はフリーキックとPKで奪ったもの。
パウエルはハムストリングの怪我により1月に行われた古巣ユナイテッド戦(FAカップ4回戦)を欠場するなど、今月まで離脱していた。
これが復帰2試合目だったのだが、その2試合で4ゴールと大暴れ。現在降格圏に沈むウィガンが残留するためにはパウエルの活躍が欠かせないはずだ。
グラハム・バロウ(ウィガン監督)
「選手たちは非常に厳しい状況において、とてもいい反撃を見せた。
これまで以上のキャラクターを見せつけてくれたよ。
自分の感情は押しとどめておきたいが、クラブにとっていい勝利になったし、これで生き残った」