2014年に行われたワールドカップで大きな波紋を読んだルイス・スアレスによる「噛みつき事件」。

グループステージ第3節のイタリア対ウルグアイ戦、スアレスはジョルジョ・キエッリーニの肩に噛みつき、コロンビアとの試合が出場停止に。

その後、ウルグアイ代表としての9試合出場停止、4ヶ月間のサッカー活動禁止という非常に裁定がFIFAから下っていた。

さらには10万スイスフラン(およそ1100万円)もの罰金が言い渡されていたそんなスアレスだが、このほど新たな事実が明らかになったようだ。オランダ『NRC』が伝えている。

スアレスに対して追加の処分を決めたのは、adidas。スアレスが広告塔を務めるスポーツブランドだ。

記事によれば、当時adidasはFIFAの裁定に賛同の意思を示し、残りのワールドカップ期間中、マーケティング活動の目的としてスアレスの肖像権を使用しないことを決定。

スアレスは2010年から4年の間adidasと契約を結んでおり、件の噛みつき事件によって、スアレスに支払うべきだった広告費のうち20%を引いたのだそう。

これによりスアレスは8万ユーロ(およそ980万円)の減額となり、広告費は合計で32万ユーロ(およそ3900万円)しか受け取ることができなかったという。

この報道が事実なら、スアレスはこの噛みつき事件によって2080万円ほどを失ったことになる。スアレスにとっては小さな額かも知れないが、やはりそれだけのお金が動くほど大きなインパクトがあった事件であったとも言える。

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