『Calciomercato』は15日、「イタリア・セリエAのユヴェントスは、ペスカーラのMFママドゥ・クリバリと接近している」と報じた。
ママドゥ・クリバリは1999年生まれの18歳。セネガルで体育教師をしていた父の下で生まれたMFである。
セネガルではクラブでプレーしていなかったものの、プロを夢見て単身密航して欧州を目指したという異色の選手だ。
2015年にモロッコを経て船でスペインに渡り、その後フランス、イタリアと渡り歩き、選手としてのキャリアを探ったという。お金がなかったために船に乗れずモロッコの港で寝ているところを船員に助けられたり、イタリアでも無一文で寝ていたところを警察に助けられたという苛酷な生活を経験したとも。
チェゼーナやサッスオーロのトライアルに落選したものの、ペスカーラの監督だったマッシモ・オッド(当時)に見込まれて契約を果たし、今年突如デビューを果たしたのである。
ユヴェントスが彼に関心を寄せている理由は、代理人であるという。
クリバリは今年に入ってドナート・ディ・カンプリ代理人と契約しており、その関係でユヴェントスとのコネクションが強まっているとのこと。
マルコ・ヴェッラッティを顧客に持つ彼は、先日リッカルド・オルソリーニをユヴェントスと契約させることにも成功している。
ディ・カンプリ代理人はクリバリを「Nextポグバだ」として売り込みをかけており、ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGMも保有権の一部を買い取ることを検討しているようだ。