今季のプロ野球では連敗記録が話題になっている。巨人の連敗が13でストップしたものの、ヤクルトは交流戦全敗の10連敗と新聞には「連敗」の文字が躍る。
サッカー界ではどうなのだろうか?連敗は英語では「Successive Defeats」と呼ぶ。そこで、イングランドの記録に絞ってまずは振り返ることにした。
それによると、あの栄光のタイトルを数々勝ち取ってきたマンチェスター・ユナイテッドが、1930-31シーズン当時所属していたデイヴィジョン1にて開幕から12連敗を記録していた。
このシーズンは最終的に22位でフィニッシュ、失点は何と115、得失点差は-62!!ユナイテッドらしからぬ大変なことになっていた。しかも、大恐慌のあおりを受けて最終節のミドルズブラ戦は4000人以下の観客しかいなかったという。
ちなみに、リーグ記録はダーウェンというチームが1898-99シーズンに記録した18連敗。11月12日から3月18日までディヴィジョン2にて負け続けた。ロッテもびっくりの記録であるがサッカーのリーグ戦は90分で“引き分ければ”連敗がストップするため、記録を作るのは難しい。
ダーウェンも“引き分け”を挟むと勝利なしは27試合、カップ戦も含めると28試合にも及ぶ。勝つとはこんなにも大変なのか。