13日、2018年ロシア・ワールドカップのアジア最終予選の第8節で、日本代表はイラクと対戦し、1-1で引き分けた。

グループAの首位に立つ日本だが、先日のシリア戦で脱臼した香川真司がチームを離脱、山口蛍も負傷を抱えるなか、リオ五輪組の遠藤航、井手口陽介をボランチの2枚で使う布陣でこの一戦に臨んだ。

試合はすぐに動く。8分、本田圭佑の右サイドからのコーナーキックを、大迫勇也が頭で合わせて先制に成功する。

しかし、試合が行われたイランの首都テヘランは30度を超える灼熱の地。ピッチの状態も悪く、停滞した時間が続く。

日本は後半、精力的なプレーを見せた井手口が負傷交代し、今野泰幸を、その後、原口元気を下げて倉田秋を投入する。

それでもリズムは変わらず消耗戦の様相を呈するなか、日本にミスが生まれてしまう。

72分、イラクの攻撃を体を張って防いだ日本だが、ゴール前にこぼれたボールを吉田麻也とGK川島永嗣がお見合い。それをマフディ・カミルに詰められ、同点とされてしまう。

その後、お互いにゴールは生まれず1-1の引き分け。勝点を17に伸ばした日本はグループAの首位を守ったものの、すでに敗退が決まっている相手に勝ち切れず、勝点16で並ぶ2位サウジアラビア、3位オーストラリアを突き放すチャンスを逃してしまった。

ただ、同時刻に行われた試合でUAEがタイと引き分けたため、プレーオフへ進む3位以内は確定している。

残り2試合、8月31日にホームでオーストラリアと、9月5日にアウェイでサウジアラビアと直接対決する。オーストラリアに勝利すると、6大会連続でのワールドカップ出場が決まる。

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