レアル・マドリーの優勝で幕を閉じた2016-17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ。

すでに新シーズンに向けた戦いは直前に迫っており、予備予選1回戦と2回戦の抽選会は今月19日(月)に行われる。

そんな2017-18シーズンの決勝の地はウクライナの首都、キエフ。

7万人を収容するNSCオリンピスキが会場となっているが、さらにその先の2018-19シーズンにおける決勝の開催地を選ぶプロセスが現在行われている。

その開催地として立候補している一つが、アトレティコ・マドリーの新スタジアムであるワンダ・メトロポリターノ。

こちらはマドリードにある大型スタジアム(6万8000人収容)ということでそれほど驚きはないのだが、もう一方の候補が少し意外であった。

アゼルバイジャンの首都、バクーにあるバクー国立競技場がその対抗馬となっているのだ。

バクー国立競技場は2015年に完成した屋根付きの多目的スタジアム。

近年、サッカーに対して積極的な投資を見せるアゼルバイジャン国営石油会社の支援を受け完成した、ヨーロッパでも最高クラスのファシリティを持つ近代型のスタジアムだ(7万人収容)。

2015年にはヨーロッパ競技大会を開催した実績を持ち、なんとサッカー先進国に紛れて欧州全土開催となるEURO2020の開催地にも選ばれている。同大会は欧州の13会場で行われるが、準々決勝の会場はわずかに4つしかなく、このバクー国立競技場はその一つにもなっているのだ。

ソ連から独立し、建国から25年ほどしか経過していないアゼルバイジャン。FIFAランキングは76位と欧州の中では下位の方だが、近年このスタジアムの誕生によって注目される機会が増えた。

仮にCL決勝を開催することになればアゼルバイジャン史上初のことであり、同国のサッカー界にとっても歴史的なこととなる。

ちなみに、バクーの位置はここ。

CL決勝の会場選定には都市のインフラや宿泊能力も審査対象となり、懸念はスタジアム以外の部分にあるだろうか。しかし、それでも一度はこうした小国の素晴らしいスタジアムで欧州最高の戦いを見てみたいものだ。