ポーランドで行われているU-21欧州選手権。
出場12か国が3つのグループに分かれてグループステージを戦い、各グループの1位と2位のなかで最も成績のよかった計4チームが決勝トーナメントに進む。
それぞれのグループで1位となったのは、イングランド、スペイン、イタリア。そして、2位ながら勝ち抜けたのはドイツ(グループC)。
ただ、各グループの2位は全チームが2勝1敗の勝点6で並ぶ大接戦。ドイツ、スロバキア、ポルトガルが同率となるも、得失点差(しかも1!)でドイツに決まった形だった。
この結果に、なんとスロバキアの首相が物言いをつけた。『HNonline.sk』が伝えている。
ロベルト・フィツォ首相が「U-21欧州選手権でのスロバキア代表の敗退の仕方に幻滅している」と述べたという。
グループAのスロバキアは最終節に3-0で勝利していた。だが、その2日後に行われたグループC最終節イタリア対ドイツ戦が、1-0という結果になったために敗退が決まった。
イタリアとドイツはともに決勝トーナメントに進出しており、試合終盤にはスコアを維持しようとする無気力なシーンもあったそう。
そういったこともあり、首相は不満を感じているようだ。最終節が同日開催でなかったことも影響していそうだが…。
ロベルト・フィツォ(スロバキア首相)
「ドイツとイタリアとの試合結果にはかなり疑念がある。フェアプレーをしていたかについて、重大な疑問が。
よって、明日UEFAの会長に公開の抗議文を送る」
U-21代表の敗退に首相が文句をつけるとは…。熱いぜ、スロバキア。