オランダで開催されているUEFA欧州女子選手権。そこで起きていたレフェリーのジャッジを巡る珍事を、『BBC』が伝えていた。

それが起きたのは、グループD第2節のイングランド対スペイン戦。1-0でイングランドがリードしていた場面で、カリーナ・ヴィトゥラーノ主審はスペイン側にPKを与えた。

イングランド女子代表FWエレン・ホワイトのハンドを取ったのだが、PKのジャッジはすぐに取り消しになった。

イングランド側は意図的ではなかったと抗議。DFルーシー・ブロンズの説得によって審判は心変わりしたという。

ルーシー・ブロンズ(イングランド女子代表DF)

「大会前、UEFAはレフェリーとミーティングを行った。そこでは、もしディフレクションで当たった場合は、それはハンドではないとされた。

(PKのジャッジが下った際)私は目の前で見ていた。『これはPKじゃない』って感じだった。彼女の足に当たった後、それが跳ね上がって腕に当たった。

ディフレクションだった。(主審は)『あなたが正しい。私のミス』と言ったわ。

彼女がああしてくれたのはフェアプレーだった。これほど大きなゲームと大きなジャッジにおいて、(判定を取り消す)勇気を持っている審判はそれほど多くないと思う。

スペインの選手たちはちょっとガッカリしていたし、イラついていたように思う。でも見直してもらえれば、彼女たちにも完全に偶然のハンドだったと分かるはず。

(ルール的に?)グレーソーンが多い。なので(今回のミーティングに)かなり注意を払っていた。

私は自分の(ルール?)ブックを持っていて、プレーした時に何がイエローで何がレッドなのかを正確に把握できるようにしていた。

この大会では(これまでとは)いくらか異なるルールがある。なので、ディフェンダーとしては、そういうことに敏感になっている必要がある」

つまり選手側から新ルールについて説法があり、その結果主審は自らのジャッジを撤回したというわけ。選手のほうがルールに詳しかったということでもありそうだが、『BBC』ではヴィトゥラーノ主審の判断について「勇気ある決断」とも伝えていた。

なお、試合はイングランドが2-0で勝利している。