鎌田大地こそ退団したものの、ビクトル・イバルボを完全移籍で獲得したサガン鳥栖。
鹿島アントラーズやガンバ大阪、柏レイソルといった上位チーム相手にはなかなか結果が出ていないが、勝点30をマークし9位につけている。
そんな鳥栖と言えばどちらかと言えば空中戦を得意としている印象もあるが、先週末の清水エスパルス戦で見せたパスワークが華麗であった。
1-0とリードし迎えた20分、吉田豊からの縦パスに原川力が反応。
するとこの落としを田川亨平が受けイバルボにボールを預けると、前線に走り出していた原川へダイレクトで再びパスが通る。
テンポの良いワンタッチパスで清水の守備陣を翻弄すると、最後はスピードに乗った原川がそのままファーサイドにボールを流し込んだ。
吉田からパスが出てから、およそ6秒。息の合った3選手のコンビネーションで、あっという間にゴールを奪った。
試合後、原川は「自分の得点の場面ではチームとしての形がうまく出せたかなと思います」とコメント。
「今週の練習でも前の3人を絡めた形を練習していたので、前にパスが入ったときのイメージはできていました」と話すなど、練習の成果が出た得点であったようだ。
なお、試合は2-1で鳥栖が勝利。順位を上げた鳥栖は9日(水)、アウェイで柏レイソルと対戦する。
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