世界陸上もいよいよクライマックスを迎えようとしている。100mでは優勝を逃したウサイン・ボルトも400mリレーにはジャマイカ代表として出場。リオ五輪に続き金メダルを獲得することができるのだろうか。

さて、陸上に強いジャマイカだが、サッカーでは2大会連続準優勝のゴールドカップ以外では今一つ結果を残せないでいる。しかし、一芸に秀でた選手が多いのもまた同チームの特徴でアフリカの選手たちがヨーロッパの影響で洗練されてきたのに対して良い意味で粗削りながらも個性を感じさせる。

今回は何人かの選手たちを紹介しよう。

ドノヴァン・リケッツ

現在の公式身長は193cmだが1998年のワールドカップに出場した当時は公称198cm。2m近い背の高さに加えて元ホテルマンという肩書きが話題になった。

長身であるが行動範囲が広く、時にはゴールエリアを飛び出す勇気を見せる。一方でESPNが「簡単なセーブを冒険にさせる」とも評するなどリスクも伴っている。

40歳になった現在でもアメリカの下部リーグであるUSLのタルサ・ラフネックスに所属。ジャマイカ代表は100capを数え15年以上に渡りプレーした。

身長だけではなく年齢的にもキャリア的にもジャマイカを代表する大ベテランだ。

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