『Times』は14日、「欧州サッカー連盟(UEFA)はパリ・サンジェルマンをファイナンシャル・フェアプレー違反で罰することになるが、それは来年になる」と報じた。

これはジャーナリストのガブリエレ・マルコッティ氏によるレポートで、PSGにはこれまでで最も厳しい罰則が科せられる可能性があるとのこと。

今夏のマーケットでバルセロナからネイマールを2億2200万ユーロ(およそ285.7億円)で獲得することになったPSG。

現在はさらにモナコのFWキリアン・エンバッペ・ロタンやアレクシス・サンチェスらを獲得しようとしており、前者の価格は1億8000万ユーロ(およそ231.6億円)近いと考えられている。

2013年に導入されたファイナンシャル・フェアプレー制度は、クラブの経営を持続可能なものにするため、収益と支出のバランスを取るもの。

オーナーによる無尽蔵の資金注入を禁止しており、その限度は3000万ユーロ(およそ38.6億円)に設定されている。

PSGはこのネイマールの獲得に向けて様々な手を使っており、クラブの口座に一切変化がない形で行ったと言われている。

しかし、PSGの狙った形で規制を回避できるかどうかはまだ未知数であり、UEFAの判断はまだ不明瞭である。

なぜかと言えば、ファイナンシャル・フェアプレー制度は3年間の損益で評価されるためだ。

PSGが2億2200万ユーロをクラブから出したと見做されれば、この1年間で損益のバランスを取る必要があるが、それが出来る可能性はかなり低いという。

2017-18シーズンの会計が終了したあと、PSGはどうなるのか?

これまでファイナンシャル・フェアプレー制度に違反したクラブには罰金、支出制限、チーム登録人数制限などが科せられてきた。

しかしもしこれが有罪だとされた場合、PSGは2度目の違反となるため、これまでにない大きな罰則に直面するのではないかと考えられているようだ。最悪の場合はCL出場を拒否される恐れもあるという。

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