『The SUN』は4日、「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ファイナンシャル・フェアプレー制度の廃止を求めた」と報じた。

ミシェル・プラティニ前会長時代にUEFAが提案し、2013年から正式に導入されたファイナンシャル・フェアプレー制度。

各クラブの収入と支出を管理し、経営の安定を図っていこうというもの。オーナーからの資金注入も制限されるというルールだ。

しかし今夏のマーケットではパリ・サンジェルマンがネイマールを2億2200万ユーロ(およそ289.9億円)で獲得し、さらにキリアン・エンバッペ・ロタンをローン+1億8000万ユーロ(およそ235.1億円)の購入オプションで引き入れている。

UEFAが先日その取引を調査することを発表しているが、制裁が科されるのは来季であり、契約を止めることはできない。

この状況に対しヴェンゲル監督は、最初は賛成していたものの、今では尊重できないルールになっていると苦言を呈した。

アーセン・ヴェンゲル

(PSGはファイナンシャル・フェアプレーの調査を受けることになった)

「私はファイナンシャル・フェアプレーの創設を求めた人間の一人だ。しかし、今では反対の結論に達した。

尊重出来ないルールを作ることほど悪いものはない。我々はこれを完全に廃止することを考えるべきだと思う」

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